オリーブオイルの力で
季節の変わり目も
おいしく、すこやかに
暖かい日が続いたかと思えば、急に寒さが逆戻り。冬の終わりから春先にかけては、日によっても昼夜によっても寒暖の差が激しく、体調管理が難しい季節です。そんなときこそからだにいいものを取り入れて、お腹の中から調子をととのえていきましょう。
そこで向かったのは、東急プラザ渋谷4階にあるオリーブオイルの専門店「井上誠耕園」。
昨年7月のtotonoeコラムでは、夏にぴったりのオリーブオイルをご紹介しました。今回は、ぜひ今の時期におすすめの商品を教えてください!
味わえるのは今の季節だけ
搾りたての緑果オリーブオイル
「まずご紹介したいのは、毎年この時期に私たちが自信を持ってお届けする『緑果オリーブオイル』です。」そう話してくれたのは、「井上誠耕園」広報の斉藤さん。「昨年の秋冬にスペインの提携農家と一緒に搾ったエキストラヴァージンオリーブオイルで、まさに今が旬の期間限定商品。若草のような爽やかな香りと搾りたてならではの新鮮な味わいを楽しんでいただけます。」
「緑果オリーブオイル」の原料となる完熟一歩手前のオリーブ果実は、1年のうちわずかな期間しか収穫できないそう。果実の熟度を見極めながら搾ることで、きりっとした味わいに仕上がります。
「『緑果』独特の辛味や苦味は、ポリフェノールが豊富な証。まずはパンやサラダなどにそのままかけて、豊かな風味を感じていただけたらと思います。」
さらに、小豆島産のオリーブを手摘みで収穫し、厳選した果実のみを搾った「緑果オリーブオイル」もあります。国産100%の希少なオリーブオイルで、上品で雑味のない口当たりが特徴。ひとつひとつにナンバーが入った数量限定生産の逸品は、ギフトにしても喜ばれます。
からだを中から温めてくれる
生姜のフレーバーオイルで冷え対策
「冷え対策に取り入れていただきたいのは、生姜のフレーバーオイルです。これは、国産生姜をエキストラヴァージンオリーブオイルでじっくり炊き上げたもので、からだを温める『ショウガオール』という成分がたっぷり溶け込んでいます。和食との相性がよく、お味噌汁やお豆腐にかけたり、甘酒に入れたり、生姜焼きに使っていただくのもおすすめ。朝食に加えれば、朝からからだがぽかぽかになります。」
生姜の他にも、にんにく唐辛子、こしょう、ねぎ、ごぼう、ネーブル、レモン、バジルなど、素材の香りをそのまま溶け込ませたフレーバーオリーブオイルを豊富にラインナップ。調味料代わりにひとかけするだけで、手軽に料理がおいしくなります。少量サイズのボトルがあるのも嬉しいポイント。食卓に並べて、さまざまな料理との相性を試してみて。
毎日のお手入れに
オイル美容を取り入れて
井上誠耕園は、食品だけでなくオリーブオイルを使ったスキンケア用品も充実しています。まず斉藤さんがおすすめしてくれたのは、天然オリーブ100%の「美容オリーブオイル」。
「小さいお子様からお年寄りまで、顔だけでなく髪や全身に使っていただけます。香料や着色料などは一切入っていないので、食品を扱う炊事の合間などハンドクリーム代わりに塗っても安心。サラッと伸びがよく、お肌に溶けるようになじんで、しっとり潤いを包み込みます。乾燥肌を保湿したいときは、10プッシュくらいたっぷり取って、オイルパックをどうぞ。蒸しタオルをのせるとさらに効果がアップします。1回で驚くほどお肌がふっくらし、血色もよくなりますよ。」
女性に嬉しい商品としてもうひとつ、その名も「首をきれいにするオイル」も注目。年齢が出やすい首のためのマッサージオイルで、首のお手入れに特化した7種の植物オイルをブレンドしています。
「首は皮膚が薄くシワになりやすいので、滑りのよさを追求しました。心を落ち着かせてくれる、柑橘やカモミール、ゼラニウムの精油の香りも魅力です。寝つきが悪いという方は、就寝前のお手入れに使ってみてください。マッサージとアロマの相乗効果で、リラックスして眠りにつくことができると思います。」
自然の恵みをそのままに
「生」の美容オリーブオイル
小豆島産のオリーブだけを使った贅沢な「井上誠耕園エッセンシャルオリーブオイル」と「小豆島産エキストラヴァージンオリーブオイル」は、搾ったまま一切加工していないという「生」の美容オリーブオイル。1年かけて蓄えたビタミンEやポリフェノールなどの天然の美容成分が、豊富に含まれています。顔全体はもちろん、目元のシミや口元の小ジワなど、気になる部位に集中して使うのもおすすめ。お手入れの最後に、蓋をするようなイメージでなじませるといいそうです。
からだをととのえてくれる食品として、肌の潤いを届けてくれるスキンケア用品として、女性の悩みに寄り添ってくれるオリーブオイル。その力を日常的に取り入れて、不調に負けないからだをつくっていきましょう。